<クローズアップ> 日の丸ロケット世界へ発進!宇宙ビジネス本格参入へ(2)

 中核銘柄は国産基幹ロケットH―2の打ち上げ輸送サービスを担当、宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の開発・生産に携わる三菱重工であることは言うまでもない。

 三菱重工は07年からH―2Aロケットの打ち上げを受託、12年からはJAXAと共同開発したH―2Bロケットの打ち上げ、輸送サービス事業をスタートした。H―2Bは大型の商業衛星をはじめ幅広い打上げニーズに応えることができる実用機種で、今回初めてJAXAから打ち上げ業務を移管された。商業打ち上げ世界大手の仏アリアンスペース社とは宇宙ロケットの商業打ち上げについて協力覚書を結んでいる。

 以下、関連銘柄をピックアップした。

 川崎重工業<7012.T>はH―2Aロケットでは衛星フェアリング、衛星分離部と射点設備、H―2Bロケットでもフェアリングを担当するなど、フェアリングでは世界最高峰の技術力を誇る。将来の宇宙輸送を担う再使用型宇宙輸送機の開発や、宇宙ステーション日本実験モジュール、宇宙往還技術試験機、技術試験衛星V2ドッキング機構などの宇宙ロボティックスプロジェクトにも参画している。さらに、成層圏プラットフォームの開発や宇宙飛行士の養成・訓練などの有人宇宙技術にも取り組む。

 IHI<7013.T>は日本の宇宙開発に当初から参画、ロケットエンジンのターボポンプやガスジェット装置を手掛け、2000年には日産自動車<7201.T>の宇宙航空事業部を統合、事業領域を広げた。宇宙ステーション建設では宇宙実験棟「きぼう」の船外プラットフォームなどの開発、生産を分担。宇宙環境利用分野では各種国際共同実験に主要な実験システムを供給している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)