反発局面だが98.70円台は重そう=外為どっとコム総研 神田卓也

シリア問題の先行きを楽観視する事は難しい
ドル/円予想レンジ:97.50-98.70円

本日のドル/円はシリア問題に対する過度な懸念が後退する中、株価とともに値を上げて、欧州勢の参入する時間帯には一時98.20円台まで上昇した。米国がシリア内戦への深入りを避けて短期間の攻撃にとどめる方針を示している事から、軍事介入が行われたとしても泥沼化は避けられるとの見方が広がっている。

もっとも、中国やロシアが西側諸国によるシリアへの軍事介入をけん制する中、攻撃が開始されればある程度のショックは免れないだろう。さらに、中東の周辺地域へ飛び火する可能性も否定はできず、シリア問題の先行きを楽観視する事は難しい情勢だ。

こうした中でのドル/円の上昇は、ショートカバーが主体と見られ、米国務長官がシリアへの介入を示唆した26日NY市場終盤の水準(98.70円前後)を超えて上値を追う勢いはないと考えておくべきだろう。