【レンジ推移】予想困難!?リスクはどちらにもあり...。 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】97.50−99.10 【予想時刻】2013年8月29日 18:00
昨日はレンジ内をウロウロする方向感のない推移が続きました。本日はシリア情勢からくるリスク回避の流れが上値が重い状態でしたがジリジリと値を上げ、先ほど98円台を回復しました。
本日もシリア情勢に関する報道への反応はみられると思われますが、週末、月末を控えていることからグイグイと一方向に流れができるとは考えにくいと思われます。大きな方向感が出てくるには新たな材料が必要かと思われます。
不穏な空気を漂わせた中古住宅販売保留件数? 
昨日米国時間に発表となった中古住宅販売保留件数ですが、先日の新築住宅販売件数に続き住宅市場の改善ペースの鈍化の兆候をにおわす結果となりました。米長期金利の上昇から住宅ローン金利も上昇してきていることが影響してきていると考えられます。今月の結果のみで判断するのは早計であると考えられますが、一応、不安材料として頭の片隅に置いておいてもいいと思います。
【本日の注目材料】
本日は米国時間に発表される米GDPの改定値と毎週木曜日恒例行事でもある新規失業保険申請件数に注目が集まります。貿易赤字縮小、設備投資の改善などプラス材料に対し個人消費や在庫投資の伸び悩みや歳出削減の影響がどのくらいでてくるかに注目が集まります。ブルームバーグがまとめた市場予想の中心地は2.2%と強気な数値となっています。シリア情勢からのリスク回避の流れでドル円のロングポジションは減少しているとはいえ、弱い結果となったときのインパクトはそれなりに出ると思われます。また来週に雇用統計が控えていることから好調が続く新規失業保険申請件数にも注目が集まります。現在4週間移動平均が33.05万件と強い推移となっています。市場予想である33.2万件を下回るような結果となると雇用統計への期待度が高まりドル買いが進むと考えられます。逆に34万件を超えるような結果となると不安が高まりドル売りが強まる可能性もあります。

また、セントルイス連銀、リッチモンド連銀の総裁の講演も予定されていることから、コメントにも注意したいところです。そして、引き続きシリア情勢には注意が必要となります。すぐに解決まで至るのは難しい状態と考えられ、しばらくは情報に右往左往させられる可能性があります。

※本日の米国経済指標
21:30 第2四半期GDP(改定値)
21:30 新規失業保険申請件数
※要人講演予定
21:50〜 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
25:00〜 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
【参考データ】OANDAグループの顧客の取引状況
ドル円が上昇したことから買いポジションに利益確定の売りが入り買いポジション比率が66.5%まで減少しましたが依然として買いポジションに傾いている状況です。オーダー状況では上に厚めに売りオーダーが並んでいることから上値が重くなる可能性があります。下には97.00前後には厚めに買いオーダーが並んでいることからその辺りがサポートとして意識されているようです。