東京株式(前引け)=買い一巡後に売られ、前日比マイナス圏に

 30日前場の東京株式市場は、寄り付き続伸でスタートしたものの、午前10時過ぎから一転売りが優勢となり、日経平均株価は前日比マイナス圏に沈む展開となっている。
 前場引けの日経平均株価は、前日比90円安の1万3369円と1万3400円台を割り込んでいる。東証1部の出来高は11億251万株。売買代金は9105億円。騰落銘柄数は値上がり362銘柄、値下がり1273銘柄、変わらず117銘柄。外国為替市場で、1ドル=98円10銭台へと円高・ドル安が加速したことに加え、株価指数先物に仕掛け的な売りが散見されたという。
 市場関係者は「シリア情勢が不透明感を増すなかで、週末にいったんポジションを軽くしておきたいとの投資家の姿勢を反映して売りが先行しているようだ」としていた。
 個別銘柄では朝高のトヨタ、ホンダ、ソフトバンクなどが前日比マイナス圏に値を消してる。安価な新型携帯型ゲーム機「2DS」発売の反応が鈍い任天堂は大幅続落。個別に住石HD、カーバイド、渋谷工が売られている。また、前日上昇した国際帝石、JXHDなど石油関連銘柄の下げが目立っている。半面、パナソニック、キヤノン、川崎汽は堅調。JBRが連日のストップ高まで買われている。 
 業種別には、33業種中で30業種が値下がりしており、その上位は、その他製品、鉱業、パルプ・紙、非鉄金属、石油石炭製品、化学、水産・農林、食品など。半面、値上がり業種は海運、電力・ガス、その他金融の3業種にとどまっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)