<私の相場観>=グランド・ウィン・パートナーズ・代表取締役 宮崎 康裕氏

 9月6日に発表が予定されている8月の米雇用統計に加えて、シリアをめぐる欧米諸国の軍事介入観測も高まってきており、海外での地政学リスクの高まりから、引き続き上値の重い展開が予想される。

 ただ、シリアへの軍事介入については早期介入に対する警戒感は後退している。仮に介入したとしても化学兵器を使用したアサド政権への警告的な意味合いが強いことから、攻撃期間は数日にとどまる可能性が高く、マーケットでさらなる売り材料に発展することはないだろう。日経平均では1万3000円台前半の時価近辺は目先的な底値圏と考えたい。

 国内に関しては、来年4月からの消費増税が正式に決定するかに注目が集まる。政府では増税後の影響を検証する集中会合が行われているが、最終的には安倍首相の政治的判断となる。

 増税は国際公約であることから実施は仕方がないと思っているが、法人税減税など悪影響を最小限に食い止める景気刺激策も平行して検討されることを願っている。

 テーマ的には、9月7日にブエノスアイレスで開催されるIOC総会が迫ってきたことから、東京五輪開催を期待して関連銘柄の株価動向を引き続き注視したい。加えて、第2四半期末へ向けて中間配当実施の好業績銘柄もチェックしておきたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)