野村証が「原油価格上昇と化学・繊維セクター」についてリポート

 野村証券では29日付で、「原油価格上昇と化学・繊維セクター」と題するリポートを出した。シリア情勢の緊迫化を受けて、28日に原油価格が大幅に上昇。今後も原油価格上昇が続く場合、化学・繊維セクターにどのような影響を与えるかがまとめられている。
 安定した価格で天然ガスを調達しやすい一方、原油価格に連動しやすいメタノール市況上昇に伴い、三菱ガス化学<4182.T>などメタノール生産者の業績にはポジティブと指摘。また、住友化学<4005.T>も持分法対象企業について、主に安価で安定した天然ガスから石油化学製品を生産していることから、原油価格上昇はコスト競争力を高めることにつながるためプラスとしている。一方で、酢酸などの主原料としてメタノールを使用するダイセル<4202.T>などはネガティブとし、また、原油価格上昇に伴いナフサ価格が上昇すれば、日本ペイント<4612.T>、関西ペイント<4613.T>といった塗料メーカーは原料価格が上昇することから、価格転嫁が難しい建築用塗料の損益が悪化する可能性が高いだろうとコメントしている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)