<マーケットトピック> 「上げも下げも為替次第、年内は9月相場でのトレンド次第」

 きょう30日の日経平均株価は堅調なNYダウ、円安進展を好感し続伸スタートとなったものの、午前10時過ぎからの円高進行を嫌気して、すかさずマイナス圏に沈む展開となった。
 某デイトレーダー氏は、「ここ数週間の日経平均株価はまさに円ドルの写真相場。関係者のなかには『日経平均先物のほうが先に動いて円ドルが追随している』と指摘する向きもあるが、完全に「卵と鶏」の世界で意味はない。そんななか個別物色人気が徐々に細くなっていくのもやむを得ない。為替ひとつでガラッと空気がかわってしまうのだから」とウンザリした様子で語る。
 米国の金融緩和縮小観測、次期FRB議長、国内では消費税、福島原発問題、そして新たにシリア情勢の緊迫化も浮上。9月相場は材料消化に向けたスケジュールがてんこ盛りだが、同氏は「9月相場の動きが、年内のトレンドを左右することになると勝手に思っている。流れが出たほうに追随するスタンス」という。現在の手の内は「日経平均先物の売りと、トヨタ自動車<7203.T>、富士重工業<7270.T>、野村ホールディングス<8604.T>などの主力株を薄く売っている程度」と。9月相場を内憂外患で過ごすのか、秋晴れの空を拝むことができるのか、来週からはいよいよ名実ともに「9月相場」を迎える。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)