上値は重いが“どこまで拡大…?”

米3連休を控え動意乏しい
※ご注意:予想期間は9月3日と表示されていますが、本日(2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 米3連休を控えた先週末は、やや円買いが優勢となったものの、大きな動きではありませんでした。シリア情勢には大きな変化が見られず、また注目された米経済指標も強弱入り混じる結果であったこともあり、次第に動意は乏しくなっていきました。こうして欧州タイム序盤に98円ラインを割り込む動きが見られたものの、97.88円で下値を支えられるとすぐに98円台へと戻し、そのまま98円前半で先週末の取引を終えています。
“リスク回避の調整”はどこまで行われるか?
 こうした中で週明けとなる本日の展開ですが、様子見ムードが優勢になると見られる中で、まずは“先週の円買いに対する調整(円売り)がどこまで入るか?”が注目されるところです。

 シリア情勢に関しては“米軍事介入の必要性”をオバマ米大統領が明言しているものの、“米議会の事前承認を求める”とも伝わってきています。米議会の再開は9日からとなりますので、“少なくともそれまでに空爆は行われることはない”との見方が優勢となりつつあります。決して払拭したわけではありませんが、リスク回避姿勢の調整要因としては十分と見られるからです。本日はレイバーデーで米国市場という流動性の低下も、こうした動きを後押しする可能性には注意しておきたいところです。
しかし流動性低下の中で“買い圧力はどこまで高まるか?”
 問題は仮にそういう展開になった時に、“どこまで上値を伸ばせるか?”です。先週末(30日)の高値は98.473円、29日は98.508円と、ことごとく98円半ばで上値を押さえられています。これは98円半ばに分厚く展開しているドル売りオーダーの影響と見られますが、流動性低下が想定される本日において“同オーダーを突破するほど買い圧力は高まるか?”といえば、甚だ疑問といわざるを得ないところです。

 シリア情勢の改善は“先週末以上に下値を堅く”している印象があり、突発的な材料でも飛び出してこない限りは“より上値を模索しやすい”と考えるのが自然です。それでも前記したドル売りオーダーを目前にして“上値はどこまで拡大?”というのが基本路線と見ておきたいところです。仮に突破したとしても、すぐ上(98.75円)には日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限も通っていますので…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.000(大台)
上値4:98.928(100日移動平均線、《三角保ち合い上辺》)
上値3:98.748(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:98.664(20/50日移動平均線)
上値1:98.531(8/27高値、8/29-30高値、8/23~8/28の76.4%戻し)
前営業日終値:98.164
下値1:97.982(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:97.880(日足・一目均衡表基準線、8/30安値、8/28~8/29の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:97.662(8/28~8/29の50%押し)
下値4:97.589(ピボット2ndサポート)
下値5:97.454(8/29安値、8/28~8/29の61.8%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:11 ドル円 抵抗・支持ライン追加