<話題の焦点>=プレミア低PER株、PER13倍以下、光る業績進捗率

 お盆休みを終えても東京市場は夏枯れ状態からなかなか脱し切れない。日々の値動きは派手なようでも、結局はボックス圏の往来。薄商いのなかで、先物主導の裁定売買が方向を決める中身の伴わない相場展開が続いている。中国景気の不透明感、シリア情勢、さらに米国QE縮小を前に、新興国市場からの資金流出といった逆風材料が実需の買いを細らせている。

 しかし、こうした閑散相場は下値リスクも限定的で、過去の例に倣えば実態良好な銘柄の格好の仕込み場となっていることが多い。日米金利差拡大を背景に、中期的に円安に振れやすいこともプラス材料だ。今、市場では企業の4~6月期決算発表を境に、好業績低PER株への注目度が静かな高まりをみせている。

 4~6月期に高い進捗率を見せながら14年3月期通期の業績見通しを据え置いている企業も少なくないが、具体的にはこうした銘柄が物色対象として面白い。「純利益増額修正→PERがさらに低下」というシナリオが描ける〝低PERプレミアム銘柄〟で勝負したい。

 現在、東証1部全銘柄の平均PERは16倍弱。業態にもよるが、そこからざっくり20%オフのPER13倍を下回る水準であれば、低PER株の看板を掲げても違和感はない。これに業績高進捗率のプレミアムが付いた7銘柄を抜粋。

◆業積進捗率の高い低PER株7選

銘 柄<コード> 営業利益進捗率 PER(倍) 株 価(円)

日鉄鉱<1515.T>     49%  12.3   443
戸田建設<1860.T>   116%  12.9   304
プレサンス<3254.T>   69%   7.3  2775
日新鋼HD<5413.T>   45%   9.9  1091
新電元<6844.T>     45%   9.3   586
名村造船<7014.T>    48%   5.0   993
FJネクスト<8935.T>  40%   7.4   506

※営業利益進捗率は第1四半期利益の今期通期見通しに対しての比率
※株価は2日前引け現在

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)