<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 今週から重要イベントが目白押しの状態にある。6日の米8月の雇用統計、17~18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の内容で量的金融緩和縮小の方向がより明確になる可能性がある。

 国内は、7日(日本時間8日早朝)に決定する2020年五輪開催都市を巡り一喜一憂の状態が続きそうだ。

 また先週、昨年11月半ば以降の上昇相場で初めて、日経平均が26週移動平均線を割り込んだ。チャート上では三角もち合いを下放れる可能性は否定できない。さらに、2市場信用買い残や、株価指数先物の裁定買い残も高水準にあり、上値の重さが指摘されている。

 個別銘柄では、海外子会社の業績好調で4~6月期の連結経常利益の4~9月期予想に対する進ちょく率が70%と高水準に達している住友化学<4005.T>に注目。また、岩崎電気<6924.T>は、LEDの道路・街路灯を供給しているが、同社は前回の東京五輪時に首都高速道路の道路灯を手掛けた実績があり、意外な五輪関連として注目。さらに、タクマ<6013.T>は、林業再生にもつながるバイオマス発電関連として見直したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)