<株式トピックス>=円安が強力な追い風となるタイヤメーカー

 2日夕刻の外国為替市場では、円安・ドル高がし進行している。午後6時現在では、1ドル=99円40銭水準と、円は他の主要通貨に対して急ピッチな下落となっている。こうした99円台半ばの円相場が持続するようであれば、3日寄り付きの東京株式市場は、自動車など輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢のスタートとなりそうだ。
 円安の進行で、タイヤメーカーに追い風が加速しそうだ。国内自動車メーカーの販売が米国中心に回復基調にあるうえ、急速な円安進行で好調な業績推移が予想される。
 ブリヂストン<5108.T>は、8月9日の13年12月期6月中間連結決算発表時に、通期の営業利益予想を、従来予想の3820億円から4000億円(前期比39.9%増)に上方修正した。同時に、1ドル=89円だった想定レートを1ドル=95円に円安方向に修正した。しかし、もし現状からさらに円安・ドル高が進行すれば、再度の上方修正の可能性も出てくる。
 一方、13年の中国タイヤ市場は、市販用で前期比10%増程度の増加が想定される。市販用タイヤは販売価格自体がグローバルでも高水準を維持している上、原材料価格が軟調な局面でも単価下落は小幅にとどまる見通しだ。新車用も原材料価格スライド制の浸透が一部にとどまる模様。原材料価格とタイヤ価格のスプレッドは拡大傾向とみられ、製品ミックスも急速に向上する見通しだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)