円安を背景に輸出関連銘柄を中心で買い優勢

円安進行を好感し続伸、売買代金は依然低水準
 あす(3日)の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高進行を買い手掛かり材料に、日経平均株価は続伸となりそうだ。2日夕刻の外国為替市場では、円安・ドル高が進行している。午後6時現在では、1ドル=99円40銭台と、円は他の主要通貨に対して急ピッチな下落となっている。こうした99円台半ばの円相場が持続するようであれば、3日寄り付きの東京株式市場は、自動車など輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢のスタートとなりそうだ。ただ、2日の米国市場は「レーバーデー」の祝日で株式市場は休場となる。

 2日の東京株式市場は、米国によるシリア軍事介入の判断見送りなどを背景に、過度なリスク回避姿勢が後退した。日経平均株価終値は、前週末比184円高の1万3572円と大幅反発し、終値で約1週間ぶりに1万3500円台を回復した。ただ、東証1部の売買代金は1兆4598億円と依然として低水準にある。
円安が強力な追い風となるタイヤメーカー
 2日夕刻の外国為替市場では、円安・ドル高がし進行している。午後6時現在では、1ドル=99円40銭水準と、円は他の主要通貨に対して急ピッチな下落となっている。こうした99円台半ばの円相場が持続するようであれば、3日寄り付きの東京株式市場は、自動車など輸出関連の主力銘柄を中心に買い優勢のスタートとなりそうだ。

 円安の進行で、タイヤメーカーに追い風が加速しそうだ。国内自動車メーカーの販売が米国中心に回復基調にあるうえ、急速な円安進行で好調な業績推移が予想される。

 ブリヂストンは、8月9日の13年12月期6月中間連結決算発表時に、通期の営業利益予想を、従来予想の3820億円から4000億円(前期比39.9%増)に上方修正した。同時に、1ドル=89円だった想定レートを1ドル=95円に円安方向に修正した。しかし、もし現状からさらに円安・ドル高が進行すれば、再度の上方修正の可能性も出てくる。

 一方、13年の中国タイヤ市場は、市販用で前期比10%増程度の増加が想定される。市販用タイヤは販売価格自体がグローバルでも高水準を維持している上、原材料価格が軟調な局面でも単価下落は小幅にとどまる見通しだ。新車用も原材料価格スライド制の浸透が一部にとどまる模様。原材料価格とタイヤ価格のスプレッドは拡大傾向とみられ、製品ミックスも急速に向上する見通しだ。