グリーが反発、低PER際立ち押し目買い入る

 グリー<3632.T>が反発。前日に年初来安値更新となったがPER8倍前後と試算され同業態としては割安感が際立っており、きょうは目先突っ込み警戒感からの買い戻しが入った。同社は従来型携帯電話向けゲームの課金収入の落ち込みが厳しく、13年6月期営業利益が4割減益となる486億1500万円と低迷したが、「マーケットの注目は14年6月期がどうなるか」(市場関係者)で、現状は3割近い営業減益がコンセンサスとなっているだけに、リバウンドして一段の上値を買い進む動きとはなりにくい。セガなどゲームソフト会社15社がスマホ向けゲームの顧客開拓で連携し、同社を通さない動きをみせていることも向かい風となっている。
 ただ現在、グリーは積極的なリストラに踏み込み、合理化効果が利益回復に反映される見通しにあるほか、スマートフォン対応のゲーム配信を強化することに精力を傾けており、「どん底からの脱出の道筋さえ見えれば、大きく膨らんだ売り残の買い戻しが始まる」(市場関係者)と指摘する声もある。東証信用残は売り残は減少傾向にあるものの、依然として直近で2155万株あり買い残を大きく上回っている。テクニカル的には820円台にある25日移動平均線とのカイ離を埋められれば底入れムードが漂う。

グリーの株価は10時53分現在777円(△19円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)