<私の相場観>=かざか証券・市場調査部長 田部井 美彦氏

 売買代金が依然として少ないことへの不安はあるものの、25日移動平均線を一気に上回るなど、もち合いレンジを上抜けてきた。ただ、今後のシリア情勢によっては、為替が再び円高方向に動き、株価が下押すことへの警戒感は必要だ。欧米、中国などの景気は回復基調を鮮明にしており、ファンダメンタルズ面では、円安・ドル高方向に進むことが予想される。

 当面の物色は、円安を背景に自動車などの輸出関連が対象となるが、中期的には、国策として予算の裏付けが伴う公共投資をはじめとした内需関連銘柄が幅広く注目されることになりそうだ。

 個別銘柄では、建設資材関連で、PC鋼棒最大手のネツレン<5976.T>に注目。建設向けに加えて、自動車用の部品加工も堅調な推移をみせている。

 また、関西を地盤とする総合レンタル大手の西尾レントオール<9699.T>は、建設機械の需要が順調に拡大を続けており、13年9月期の連結営業利益は79億3600万円(前期比30.4%増)と8期ぶりピーク更新の見通し。さらに、鉄道関連の保守に強みを発揮する東鉄工業<1835.T>にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)