<日経平均急伸、その背景を探る> ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好氏

 全般相場はやや想定外の上げ足をみせているが、これは明確な材料によるものではなく、悲観の巻き戻しによる部分が大きい。前週までは、シリア情勢の不透明感、新興国からの資金流出懸念、米国の量的緩和縮小観測など、買い手控え材料が目白押しだった。それでも日経平均は1万3200円弱で下げ止まった。今週になってそれらの霧が晴れたということではないが、前週に下値限界ラインを確認したというコンセンサスがあり、足もといずれの材料も不安は緩和される方向にあることから買い戻しが加速した形となった。為替の円安にリンクさせて海外筋が先物買いを仕掛けたという背景もありそうだ。国内景気も各経済指標からジワリと回復感が伴い、これも株高の底流にある。ただ、目先はやや需給先行で値を飛ばしている感は否めず、1万4000円台での本格的な戻り相場にはやや時期尚早とみる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)