“高値波乱の乱高下”に警戒を…!

100円の大台を前に足踏み
※ご注意:予想期間は9月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “三角保ち合い”“日足・一目均衡表先行スパンの雲”を突破したことによる“円売りの流れ”は昨日も継続しましたが、しかし“100円の大台”を前にして“足踏み”となりました。

 注目されたISM製造業景況指数は、2011年6月以来の55.7へと改善しました。このため“QE(米量的緩和)の9月縮小観測”は高まり、米長期金利を一時2.91%へと上昇(債券価格は下落)させ、つれてドル円を99.857円・Bidへと押し上げました。しかしながら構成項目である雇用指数が前月よりも悪化(54.4⇒53.3)したこともあり、100円手前に展開する分厚いドル売りオーダーに上値を押さえられました。
シリア軍事介入への可能性から反落も、底堅い
 一方で「ベイナー米下院議長(共和党)がシリア軍事介入を支持」と報じられたことを背景にNYダウが下落に転じ、ドル円も99.23円へ一時下落する場面が見られました。しかしながら“円売りの流れ”が日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限でしっかりと下値を支え、NYタイム終盤には再び99円半ばへと値を戻すなど、底堅い動きを見せたままで昨日の取引を終えています。
大きな流れは“円売り・ドル買い”
 こうして迎えた本日も、引き続き“100円の大台ライン”を巡る攻防が注目されるところです。

 昨日の当欄でも記したように、大きな流れは“円売り・ドル買い”へ傾斜していると考えられます。テクニカル的に見ても円売り圧力は後押しされやすくなっており、“下値は堅い”と考えるのが自然となります。
しかし日々の材料で“一喜一憂”となりやすい…
 一方で、100円の大台手前には“実需絡みのドル売りオーダー”が分厚く展開しており、これを突破するのは“一筋縄ではいかない”と考えるのもまた自然です。特に同ラインは先月の米雇用統計時に“簡単に越えそうで、とうとう越えることが出来なかった”という“鬼門”となっている感があり、また今週はその米雇用統計を週末に控えるという“イベント目白押しの週”でもあります。このため“日々の材料で一喜一憂”とはなりやすいものの、“大きな方向性が出るのは時間がかかる”と考えるのが自然ということになります。

 引き続き、「下値は堅いが、上値突破には時間がかかる」を基本路線としつつ、“一喜一憂”することで“上を下へと揺れ動く”、“高値波乱の乱高下”に警戒しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.866(7/19高値)
上値4:100.449(7/24-25高値)
上値3:100.228(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:99.957(8/2高値、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:99.857(9/3高値)
前営業日終値:99.594
下値1:99.302(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:99.169(9/3安値)
下値3:98.971(100日移動平均線、大台)
下値4:98.748(日足・一目均衡表先行スパン下限、50日移動平均線、《旧三角保ち合い上辺》)
下値5:98.695(8/28~9/2の38.2%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:39 ドル円 抵抗・支持ライン追加