100円突破に向けた勢いは?=外為どっとコム総研 神田卓也

底堅い一方で上値も重い
東京市場のドル/円は、午後に入り株価が持ち直すと99.80円前後まで上昇して昨日の海外市場で付けた約1ヶ月ぶり高値(99.85円)に迫った。テクニカル面でも上昇を示唆するサインが散見されており、8月2日高値(99.93円)を突破すれば一段高の可能性が高まる事になりそうだ。ただ、ドル/円の100円付近には大量の戻り売り注文が控えているとされ、上値の重さも感じられる。
重要イベント控え上値トライにはやや慎重か
海外市場でこうした上値の重さを払拭できるか注目されるところだが、シリア情勢に対する警戒感がくすぶっている事や、明日以降に重要イベント(9/5 ECB理事会、9/5・6 G20首脳会議、9/6 米8月雇用統計 など)が控えている事から欧米株価の大幅な上昇は考えにくく、いきおいドル/円に上値試しの機運は高まりにくいかもしれない。
ベージュブックの内容には一定の注意を
もし、上値追いにつながる材料が出るとすれば、米地区連銀経済報告(ベージュブック 27:00発表)だろう。これは、今月17日・18日に行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)での討議資料となる報告書であり、内容によっては早期の緩和縮小期待が高まり、ドル高に振れる可能性も否定はできない。