豪ドル円、ダブルボトム完成したが

目標値は93円台後半だがリスク回避に注意
豪ドルは、昨日のRBA(豪中銀)理事会で予想通り政策金利が据え置かれました。しかし発表された声明で「現在の金融政策スタンスは適切。持続的な成長をサポートするため、必要があれば金融政策を調整する」と追加利下げを示唆するものではなかったことから、追加利下げを見込んで豪ドルを売っていた向きの買戻しが優勢となっています。

豪ドル円は、4月11日に高値を付けたあと8月7日に86.40円付近で一旦反発し、8月19日に90.10円台まで上昇した後再び8月28日に86.40円台の安値を付けた後上昇を開始しています。

昨日からの上昇で、90.10円台を上抜けたことから、いわゆるダブル・ボトムというチャート・パターンが完成しました。計算上の目標値は、2つのボトムの間の高値90.10円から安値86.40円を引いた3.70円を間の高値90.10円に足した93.80円になります。

日足一目均衡表の抵抗帯(雲)の中に入り込んでいること、93.80円は抵抗帯の中であること、4月の高値から8月の安値までの下落の38.2%戻しが93.60円であることなどを考えると、93.60~80円付近までの戻しは現実的な目標に思えます。

ただし、シリア情勢などでリスク回避の動きが強まるような事が起これば、こうしたシナリオが一気に崩れる可能性もあるので注意してください。