<株式トピックス>=原油価格の上昇傾向に警戒必要

 4日の東京株式市場は、前日の日経平均株価急騰の反動で、前場はマイナス圏での推移となったものの、後場は一転買い優勢で切り返し、日経平均株価終値は、前日比75円高の1万4053円と3日続伸。8月14日以来の1万4000円台回復となった。
 4日まで、外国為替市場での円安・ドル高の進行や、欧米、中国などでの経済指標の改善、シリアへの軍事介入の先送りなどを好感して3日間で日経平均は665円もの大幅上昇となった。ただ、東証1部の売買代金は依然として2兆円を割り込んだままの低水準から脱しておらず、エネルギー不足は解消されていない。
 ところで、気になるには、シリア情勢の緊迫化を反映しての原油価格の上昇・高止まり傾向だ。資源エネルギー庁が4日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(2日時点)は、全国平均で前週比0.5円上昇の160.7円。シリア情勢の緊迫化で原油価格が高値で推移していることを反映し、3週間ぶりに上昇した。160円台は5週連続で、約4年11カ月ぶりの高水準が続いている。
 今後も米国の軍事介入といった事態となれば、上げ足が速まる懸念もある。さらに、円安・ドル傾向が強まれば、国内価格の上昇に拍車が掛かることになる。石油製品の価格上昇は、幅広い業種の企業業績に徐々にダメージを与えることにもなりかねない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)