【英ポンド】 英指標の改善と連動して、ポンドは堅調地合に

3ヶ月半ぶりの高値圏へ
英ポンド/円相場は、1ポンド=156円水準まで値位置を切り上げる展開に。6月から続く148~154円をコアとしたボックス上限をブレイクし、5月22日以来の高値を更新している。引き続き英経済に対する評価が改善していることや、ドル/円相場の堅調地合がポンド/円相場も強力にサポートしている。シリア情勢を受けて対米ドルではやや調整圧力が強まるも、押し目での物色意欲は強い。

引き続き、英経済指標には堅調な内容のものが目立つ。8月30日に発表された8月Gfk消費者信頼感指数は、前月の-16から-13まで改善した。マイナス状態が続いていることに変わりはないものの、急激な改善傾向が見受けられる。また、8月製造業購買担当者指数(PMI)は前月の54.6から57.2、建設業PMIは57.0から59.1まで、ぞれぞれ改善している。いずれも英経済の底入れを示唆しており、景況感の観点からポンドが買われ易い地合が続いている。9月6日の鉱工業生産も強めの数値になれば、ポンドは一段と上値を試す可能性が高い。ここにきてユーロは景況感の改善を概ね織り込んだ模様だが、ポンドは依然として堅調地合を維持している。対米ドルでのポンド安のリスクに注意が必要だが、ポンド/円に関してはドル/円からの支援もあって、やや強含みの展開が続く可能性が高い。

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、不動産バブルの兆候があれば、行動する可能性を指摘しているが、特に材料視されていない。景気動向次第では追加の刺激策を検討する方針が示されるも、当面の政策変更はないとの見方が、ポンド相場に対する影響を限定している。今月の金融政策決定会合でも、特に政策変更などは想定されていない。

テクニカルでは一目均衡表の雲を上抜き、支持線は151~152円水準。5月13日の直近高値156.77円が試される。サイコロジカルは、前週の8勝4敗から7勝5敗へ。14日RSIは65.36。

今後1週間の予想レンジは、151.51~157.25円。

注目イベント
【 英国 】
9/5(木)イングランド銀行金融政策決定会合
9/6(金)7月鉱工業生産
9/6(金)7月貿易収支
9/11(水)8月失業率

【 日本 】
9/5(木)日銀金融政策決定会合
9/6(金)7月景気動向指数
9/9(月)第2四半期GDP
9/9(月)7月貿易収支
9/9(月)8月景気ウォッチャー調査
9/10(火)7月第3次産業活動指数
9/11(水)8月企業物価指数