イベント前に、ちょっとブレイク…?

足踏み続くも、下値は堅い
※ご注意:予想期間は9月6日と表示されていますが、本日(5日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “円売りの流れ”は続いていますが、同様に“足踏み”も継続となっています。

 昨日の注目は「米貿易収支」と「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」でしたが、前者は-391億ドルへ赤字拡大となったものの、これを材料にした大きな反応は見られませんでした。このため“QE(米量的緩和)縮小”を睨んだ米長期金利のジリ高に引っ張られる形で、ドル円はジリジリと上値を模索していきました。一方で後者は、「“緩やか”もしくは“穏やか”に米景気は拡大」と前向きな内容でした。このため“QE(米量的緩和)縮小”への思惑を後押しする格好となりましたが、ほぼ同時に「米上院・外交委員会はシリアへの米軍事介入案を可決」と報じられ、ドル円は逆に下押しとなりました。

 こうして“100円の大台”を窺い続けているものの、新たなドル買い要因が重なることはなく、その手前に展開する分厚いドル売りオーダーを攻略しきれない状況が続いています。もっとも下押しした際には99円半ばで支えられているなど、より“下値の堅さが目立つ”展開ともいえそうです。
大台ラインを巡る攻防は続く…?
 このため本日の注目も、引き続き“100円の大台ラインを巡る攻防”と見るのが自然であり、そして“上値が重い”が“下値はより堅い”という直近の動きを鑑みると“値幅こそ狭いものの、上値は窺い続ける”との考えへと傾斜していきます。
ただし一旦、経済指標の発表待ちか?
 しかしながら明日には、今週最大のイベントである米雇用統計を控えています。そして本日はその前哨戦となる米ADP雇用統計(民間)・ISM非製造業景況指数・新規失業保険申請件数等が予定されているというスケジュール感を考えると、一旦は“買いの手が緩む”といった展開は想定しておかなければなりません。特に“買っても買っても上抜けない”という直近の状況は、そうした思惑を台頭させやすいと考えます。
“下値は浅い”と思うが…
 もちろん“日・米・欧金融当局の立ち位置の違い”を考えると“下値は浅い”のでしょうが、それでも“リスク回避の芽が完全になくなった”というわけでもありません。イベント前のポジション調整を鑑みつつ、“ちょっとブレイク(休憩)”という展開を本日はメインシナリオに据えたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.383(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:100.180(7/8~8/8の76.4%戻し)
上値3:100.095(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:99.957(8/2高値、大台)
上値1:99.857(9/3-4高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.706
下値1:99.321(日足・一目均衡表先行スパン上限、9/4安値)
下値2:99.169(9/3安値、ピボット2ndサポート)
下値3:98.989(100日移動平均線、大台、ピボットローブレイクアウト)
下値4:98.803(50日移動平均線)
下値5:98.748(日足・一目均衡表先行スパン下限、《旧三角保ち合い上辺》)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:58 ドル円 抵抗・支持ライン追加