<検証話題株・日本ペイント> バブル期の頂点超え達成、業積高成長トレンドが復活(1)

 日本ペイント<4612.T>は、全体相場が調整色を強めた7月下旬以降も地合いに流されない頑強な展開で下値切り上げ波動を継続、日本株のバブル絶頂期であった1989年12月の上場来高値を実に24年ぶりに更新するという異彩の上げ足を披露した。この株高の原動力を検証する。

 アベノミクス効果で東京市場はにわかに活性化したが、それでもバブル期に記録した日経平均3万8915円の頂はとてつもなく遠い。個別株もオールドカンパニーで当時の高値を更新する銘柄は滅多にみられない。

 その希少な銘柄として最近市場の注目を集めたのが同社だ。総合塗料メーカー大手の同社は、住宅需要回復の恩恵を享受する国内はもとより、海外での高実績が光る。北米や、タイなどアジア向けに自動車用塗料が好調、業績は前3月期に最終大幅増益で過去最高を更新したが、その勢いは止まらず、今期も連続で大幅ピーク利益更新が濃厚となっている。株価は8月7日に1404円まで買われ、遡ること24年前の1989年12月19日、バブルの頂でつけた上場来高値1400円を抜き去った。

 その後いったん調整を入れたものの、8月下旬から買い直され、9月3日には1500円台に乗せている。

 もちろん、今期大幅にピーク利益更新が見込める銘柄は同社だけではない。いまだ〝逆バブル〟の後遺症を引きずる東京市場にあって、業績がすこぶる好調というだけでは上場来高値を更新する材料としては足りない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)