米雇用統計「前」の動きにも要警戒=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

米雇用統計「前」の動きにも要警戒
本日のドル/円相場は米雇用統計の結果次第と言っても過言ではない。
先行指標である米8月ADP全国雇用者数は市場予想を下回ったが悪いというほどの内容でもなく、また、ISM非製造業景況指数の雇用指数が前月からかなり改善していることや、新規失業保険申請件数も4週移動平均(米雇用統計調査期間である8月12日を含む週時点)が2007年11月以来の水準(33.05万件)に減少していることから比較的楽観的な見方の方が拡がっていると考えられる。

先月は発表前に期待感で大きくドル高が進む様子が見られたが、今回も同様に期待先行でアジア・欧州市場中からドル/円は上昇する可能性もあるため、発表前の段階から油断は禁物だ。
なお、発表された結果が9月の米量的緩和縮小開始を後押しするほど強いものにならなかった場合はやはり先月と同様、事前期待の反動で一旦大きく値を下げることは十分に有り得る。