東京株式(寄り付き)=五輪東京招致に成功で全面高スタート

 9日の東京株式市場は大きく買いが先行、日経平均株価は前週末比280円高の1万4141円と急反発。日本時間8日早朝、2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決定し、これを受けて主力株中心に広範囲に買いが先行している。また、前週末の米国株市場では、8月の米雇用統計が非農業者部門の雇用者数の増加幅が市場コンセンサスを下回ったことから、次回9月17~18日に予定されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で米量的緩和の早期縮小が見送られるとの思惑が浮上し買い優勢となる場面もあったが、引けにかけ軟化した。ロシアのプーチン大統領が米国のシリアへの軍事介入を牽制するコメントが伝わり、これが嫌気された形だが、日本株への外国人投資家の売買などに与える影響は限定的とみられる。外国為替市場は1ドル=99円90銭近辺の推移と円安傾向にあり、これも買い安心感につながっている。寄り前に発表された4~6月期のGDP改定値も市場コンセンサスを若干上回りこれも物色の矛先を強める背景となった。業種別には33業種全面高で、値上がり上位業種は、空運、精密機器、鉄鋼、電力ガス、建設など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)