<私の相場観>=三木証券・投資情報部長 高橋 春樹氏

 東京五輪決定は、昨年11月の野田前首相の解散宣言、今年4月の〝異次元緩和〟に続く3回目の大きな好材料といえる。五輪開催は、アベノミクスの経済政策〝3本の矢〟に続く4本目の矢として位置づけられるのではないか。堅調な相場が継続するためには、外国人投資家が買いを強めてくることが必須条件となる。

 9月相場を不安視する見方も多かったが、東京五輪開催決定で、外部要因によるマイナス影響はより限定的となりそうだ。これで、9月中間期決算時点での業績上方修正を評価する業績相場への移行が順調に進みそうだ。円相場は、1ドル=100円前後の水準で安定した推移が望まれる。

 物色対象は、当面東京五輪関連主体だが、建設株の代表格として人気を集める大成建設<1801.T>には継続注目したい。また、都市再開発、国土強靭化にも関連する新日鉄住金<5401.T>にも注目。先行して年初来高値を更新しているうえに、信用買い残が少ないことも買い支援材料。

 このほか、橋梁、ビルなどコンクリート構造物補修工事最大手のショーボンドホールディングス<1414.T>も見逃せない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)