【レンジ推移】弱い雇用統計を受けて上値は重い

【予想レンジ】99.00−99.80 【予想時刻】2013年9月9日 18:00
先週、保ち合いを上抜けて100円台を達成したドル円ですが、先週金曜日に発表された8月の雇用統計は非農業部門雇用者数変化が市場予想18.0万件に対して16.9万件、前回数値も16.2万件から10.4万件へと下方修正、さらには失業率は7.3%と低下したものの労働参加率は1978年8月依頼の63.2%へ低下するなど市場の期待する数字からは大きく下離れする結果となったことからドル円は大きく下落する展開となりました。東京オリンピックフィーバーや中国の良好な貿易収支の結果を受けて早朝100円台を再度達成するも上値が重く押し戻されてしまっています。
今夜は重要な米経済指標も予定されておらず材料が少ないことから雇用統計の余波を受け、上値の重い展開は続くと考えられますが、円買いを進める材料にも乏しいといったことからレンジ推移と予想します。ただし、シリア情勢も緊迫しており、突発的な報道にも気を付ける必要があります。
今月のQE縮小観測は?
弱い雇用統計の結果を受けても今月からの量的緩和スタートという観測は依然として強いようです。ブルームバーグが行ったエコノミスト34人を対象に行った調査によると国債購入額を月額450億ドルから350億ドルに減額、住宅ローン担保証券(MBS)の買入れは400億ドルで維持との予想が中心となっていることから、市場は今月のQE縮小はすでに織り込み済み、注目は縮小規模へと移っていると考えられます。今後は、来週のFOMCへ向けて、要人のコメントなどに注目が集まると考えられます。
【参考】投機筋の通貨先物とOANDAのポジション状況
先週火曜日時点での投機筋の通貨先物のポジション状況は円売りのポジションが若干増加してしましたが、雇用統計の結果を受けて少しポジションが解消されていると考えられます。また、OANDAの顧客のUSDJPYのポジション状況は買いポジションが約61%と雇用統計前に比べて減少してます。双方のポジション状況から偏ったポジションの解消が多少進み、上下どちらにも動きやすい状態にあると考えられます。
【参考データ】OANDAグループの顧客のオーダー状況
OANDAグループの顧客のオーダー状況を見ると下は99.00、98.50、98.00と節目を中心に買いオーダーが集中していることから、この辺がサポートの候補と考えられます。上は買いポジションが優勢ということもあり、100.00の近辺を中心に厚めな売りオーダーが並んでいるため100円前後では上値が重くなる可能性が高いと考えられます。