東京株式(寄り付き)=NYダウ1万5000ドル回復受け買い優勢

 10日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は前日比113円高の1万4318円と続伸。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに上昇し、ダウは2週間ぶりに1万5000ドルの大台を回復したことから、東京市場でも引き続きリスク選好ムードが先行している。中国では貿易統計で輸出の伸びが市場コンセンサスを上回るなど、直近の経済統計が復調を暗示し景気の減速懸念が後退しており、これが買い安心感につながっている。また、東京市場の売買代金は前日1カ月ぶりに2兆円台を上回った。商い増勢傾向は市場参加者の増加を反映し、上値追い基調を支持する要因として注目される。もっとも米国によるシリアへの軍事介入は、現状見送られているものの依然として予断を許さない状況にあるほか、米国の量的緩和の縮小についての思惑も含め不透明材料も多い。前日に日経平均株価は344円の上昇を示していることもあり、買い一巡後は利益確定売りと押し目買いが交錯する展開となりそうだ。業種別には33業種ほぼ全面高で、値上がり上位業種は海運、保険、その他金融、不動産、証券、建設など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)