本日も鍵は“リスク選好増幅の有無”!

諸条件が重なり、リスク選好へと傾斜
※ご注意:予想期間は9月12日と表示されていますが、本日(11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 注目していた“中国経済指標(鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資)”が事前予想を上回ったことで、“中国景況感への楽観論”はさらに増幅する格好となりました。これに“シリア情勢の緊張緩和”や安倍首相から“月内に経済対策をまとめる旨の指示(日銀追加緩和への思惑)”が重なったことで、リスク選好の円売りが優勢となりました。
ただし上値の重さも相変わらず…
 こうして早くも100円の大台を回復したドル円は、上値を押さえてきた「9/5-6高値(100.20円)」を突破すると、次の上値メドと見られた「7/24-25高値(100.45円)」まであっさりと上伸する動きを見せています。もっとも100円半ばでは急に上値が重たくなるといった動きも見られており、どんどんと上値を拡大していくといった流れというわけではなさそうです。
まずは上値拡大を目指す?
 このため本日のポイントは、“リスク選好姿勢の継続性”と“オバマ大統領の国民向け演説”と見られるところです。

 “東京五輪開催のご祝儀”“中国景況感への楽観論”“日銀追加緩和への思惑”“QE(米量的緩和)の9月縮小観測”“シリア情勢の緊張緩和”と、現在はドル買い・円売りを後押しする材料には事欠かない状況であり、昨日高値を突破すると次の上値メド(7/19高値・100.87円)に向けてさらに上値を拡大してもおかしくないところです。
しかし利益確定売りで一旦下押しする可能性
 一方で、まだ到達できていない100円半ばより上方向には、“国内輸出筋のドル売りオーダー”が分厚く展開していると考えるのが自然です。このため昨日のようにリスク選好姿勢を増幅させるような材料が出てこなければ“上値に重く圧し掛かり”、“利益確定売りから一旦は下押しする”といった展開が思い浮かびます。そう考えるとポイントは、“オバマ大統領の国民向け演説”で“シリア情勢の緊張緩和”が“さらに増幅するか?”ということになります。
やはりリスク選好増幅の有無が、上値追いへの鍵
 さらに増幅させることが出来れば、“次の目標(100.86円)~その次の目標(101円ライン)”に向けた上値追いが期待できる反面、そうでなければ“一旦は100円割れを窺う調整売りに揺れ動く”という、昨日と同様の戦略で臨みたいところです。

 昨日は見事に増幅したリスク選好姿勢ですが、果たして本日はどうか…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.291(7/9高値)
上値4:101.089(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:100.866(7/19高値)
上値2:100.739(ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.459(9/10高値、7/24-25高値)
前営業日終値:100.388
下値1:100.000(9/6~9/10の23.6%押し、大台)
下値2:99.727(9/6~9/10の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:99.478(9/10安値、9/6~9/10の50%押し)
下値4:99.332(9/9安値、9/6~9/10の61.8%押し)
下値5:99.210(日足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:04 ドル円 抵抗・支持ライン追加