<私の相場観>=東洋証券・投資情報部ストラテジスト 土田 祐也氏

 9月第2週は〝東京五輪関連〟人気で幕を開けた。特に建設関連株の上昇は鮮烈だったが、期待先行で買われているとの見方は否めない。ただ目先的には、仮に建設関連株が調整を入れたとしても、為替が足もと円安傾向にあり、輸出関連株への物色シフトが利きそうだ。世界景気の回復期待も織り込みつつ、全体相場の循環的な買いが続く可能性がある。

 とはいえ9月は、FOMCはもちろんのこと、独議会選挙や消費増税決断のタイミングも控え、依然として重要スケジュールが目白押し。高まるボラティリティに対する備えも必要だろう。

 17~18日に予定されるFOMCでは量的緩和の縮小に踏み込む可能性は高い。その規模がカギを握るわけだが、FRBは米国債とMBSの購入資金を100億ドル程度絞るという線が濃厚だ。

 この線であれば、米国株市場は大方織り込んできており、(緩和縮小に動いても)下値波乱要因とはなりにくいだろう。

 月内の日経平均は反動安があっても下値は8月初旬のマド埋め水準である1万3600円近辺がメド。上値は1万4900円とみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)