<動意株・11日>(大引け)=兼松、タケエイ、リアルコムなど

 兼松<8020.T>=後場急伸。同社は11日午後2時、従来未定としていた14年3月期の配当について、中間配当および期末配当をそれぞれ1円50銭の年間3円にすると発表したことを好感。実に15期ぶりの復配となるだけに市場の注目を集めた。有利子負債の圧縮やコスト削減に努め、営業基盤の強化を図ったほか、第1四半期(4~6月)で増収増益を確保するなど業績が順調に進捗していることなどが要因。

 タケエイ<2151.T>=3日続伸。東京オリンピック開催に向け首都圏のインフラ再整備が課題になるなか、建設廃材処理へのニーズが広がるとの見方が買いの根拠になっている。建設廃棄物の収集運搬から中間処理、再資源化、最終処分までの一連の工程を一貫して手がけ、東京都大田区と千葉県四街道市、神奈川県川崎市など首都圏にリサイクル施設を持つことから、受注拡大に期待が高まっている。

 リアルコム<3856.T>=ストップ高。10日引け後に16年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度に売上高60億7200万円(13年6月期比2.6倍)、経常利益8億3700万円(同7.2倍)としていることから、意欲的な中期計画として評価されているようだ。市場成長の著しい太陽光発電事業へ社内リソースを集中するほか、販売代理店などを効果的に活用することで成長を図る方針。また、建機事業とソーラー事業のシナジーを進め、両事業の収益最大化を進めるとしている。

 ぐるなび<2440.T>=上昇トレンド加速。飲食店情報サイトの有料加盟店舗数が増勢にあり前期、今期と売上高は2ケタ増収トレンドにある。最近の円高修正や国策の後押しなどもあり訪日観光客が増加する方向にあるが、同社は海外向けに運営している日本の食文化紹介サイト「ジャパントレンドランキング」を活用して、訪日キャンペーンを展開するなど時流をとらえた経営も株価を刺激している。

 日本ユニシス<8056.T>=堅調。同社はシステムインテグレーター大手で、ビッグデータ関連の一角として注目。同社は12年3月期以降大幅増益トレンドにあり、14年3月期経常利益は前期比36%増となる113億円見通しと好調だ。空運向けは国内線旅客システムを世界初となるオープンシステムで刷新、金融向けでは信用金庫向けの手形管理業務を受注するなどで業績を拡大している。直近、大和住銀投信投資顧問が5%超の大株主に浮上するなど機関投資家の目線でも注目度が高いことを証明している。

 浅沼組<1852.T>=続急伸。2020年オリンピックの東京開催が決定したことを受けて、前日に建設株集中人気のなかでストップ高に買われたが、きょうもその余勢を駆って投機資金の買いが続いている。耐震改修などに強みを持ち官公庁建築などに実績を擁しているが、業績は今3月期黒字化が見込まれている。ただ、自己資本比率は8%にとどまり財務面にやや不安がある。株価は低位で値動きも軽く、短期の値幅取り狙いの資金が集まりやすい半面、資金の逃げ足も早そうだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)