上昇トレンド継続も目先的には上値が重い展開を予想=外為どっとコム総研 神田卓也

乱高下を経て7月以来の高値を示現
本日のドル/円は、オバマ米大統領のシリアに関する演説中に乱高下したものの、大統領が外交的(軍事的ではない)解決にも一定の含みを持たせた事からリスク回避ムードが緩み、一時7月22日以来の高値となる100.61円まで上昇した。
株もドルも上値は限られそう
もっとも、シリア情勢については、ロシアの動向も含めて過度の楽観視は禁物だろう。オバマ大統領も演説で「軍事攻撃を命じる権限を有している」と発言するなど、シリアへのけん制を続ける構えだ。こうした中では、前日に大幅高となった欧米株式市場がさらに大きく上昇する事は考えにくく、シリア情勢の好転を示唆する追加的な材料がなければ、株価もドル/円も上値は限られそうだ。
利益確定売りが先行する可能性も
ドル/円は、テクニカル面から上昇トレンド入りが覗えるため、大きく下落する可能性は小さいが、ファンダメンタルズ面に不透明感が残る以上、株価が伸び悩めば足元の上昇に対して利益確定の動きが先行する事は十分考えられる。