<株式トピックス>=五輪関連銘柄物色は個人投資家の株式市場回帰を後押し

 11日の東京株式市場は、ややエネルギーは縮小したものの五輪関連銘柄物色が継続したことに加え、円安・ドル高進行を受けて輸出関連の主力銘柄が買い進まれる場面もあったが、その後は利益確定売りに値を消す展開となり、日経平均株価終値は、前日比わずか1円高の1万4425円と3日続伸。東証1部の売買代金は2兆2573億円と3日連続で2兆円台を上回っている。
 市場関係者からは「五輪関連銘柄の循環物色は、エネルギーを徐々に縮小しながらもある程度続く可能性がありそうだ」との見方が出ている。実際に9日、10日の両日には、五輪関連銘柄物色のエネルギーに刺激を受けて、しばらく株式取引を休んでいた個人顧客から、売買を再開したいという問い合わせが証券会社に殺到したという。
 全員で共有できるようなポジティブサプライズなニュースに飢えていたという前提があるなかで、2020年の夏季五輪東京開催は、個人投資家の株式市場回帰を後押しする大きな起爆剤といえる。個人投資家が株式投資に参加する動機には、金銭面の利益のほかに、投資対象となる銘柄を自分なりに発掘する楽しみや、テーマ株を循環物色する際に、連想ゲームで頭を働かせて先取りする功名心などがあることは確かだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)