“下げ止まり”さえすれば…!!

“シリア情勢の緊張緩和”で上値更新
※ご注意:予想期間は9月13日と表示されていますが、本日(12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 注目された“オバマ大統領の米国民向け演説”は、“シリアの化学兵器排除の必要性”を訴えたものの、米議会には“軍事介入の採決先送り”を要請していることが明らかになりました。この“軍事介入”ではなく“外交的解決”への傾斜は“シリア情勢の緊張緩和”を増幅させる格好となり、ドル円は前日高値を突破して一時100.607円・Bidへと上伸する動きを見せました。
しかし調整売りが目立つ展開に…
 一方で、目先の過熱感台頭から日経平均が急速に伸び悩むなど、昨日は調整売りが目立ちました。この影響でドル円は欧州タイム序盤には100円前半まで値を下げました。NYタイム序盤にかけて100円半ばへと持ち直す動きが見られましたが、順調な米10年債入札を背景に2.90%へと一時低下した米長期金利(債券価格は上昇)の影響でドル売りが優勢となり、100円の大台を割り込んでいきました。
“材料出尽くし”から、上値の重さがより顕著に?
 こうしてポジション調整入りとなった目先のポイントは、やはり“どこで下げ止まるか?”、そして“どこまで持ち直すか?”ということになります。

 連鎖したリスク選好の波(東京五輪開催・中国景況感改善・日銀追加緩和への思惑・シリア情勢の緊張緩和)は一旦“材料出尽くし”局面を迎えており、「昨日高値(100.60円)~7/19高値(100.87円)」では上値の重さがより顕著に感じられる展開が想定されるところです。ただし現在の流れはあくまで“材料出尽くし”であり、“流れ(トレンド)が反転”したわけではありません。このため下値を確認した後は、“ジリジリ?”とではあるものの“再び上値を模索する”と考えるのが自然ということになります。
それでも“下げ止まれば”、簡単に持ち直す可能性あり
 国内輸入筋のドル買いオーダーが依然として“99.20-25円”には控えていますので、少なくともドルラインでは下げ止まると考えていますが、「米雇用統計時の安値(9/6・98.54円)~昨日高値(100.60円)」の“50%押し(99.57円)”“61.8%押し(99.33円)”のどちらかで(出来れば50%押しの方で)下値を堅くする展開を、目先は期待したいところです。“100円半ば~後半”では上値が重くなるとしても、下げ止まりさえすれば“100円半ばまでの1円超”は“簡単に持ち直す可能性”があるのですから…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:100.866(7/19高値)
上値3:100.607(9/11高値)
上値2:100.459(9/10高値、7/24-25高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.199(9/11の50%戻し)
前営業日終値:99.904
下値1:99.575(9/6~9/10の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:99.440(日足・一目均衡表転換線、9/10安値)
下値3:99.332(9/9安値、9/6~9/11の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:99.008(100日移動平均線、9/6~9/11の76.4%押し、大台)
下値5:98.795(50日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:56 ドル円 抵抗・支持ライン追加