一転ダウの急落を想定

12日のNY株式市場は、一転ダウの急落を想定
今晩のNY株式市場は、来週にFOMCを控えた調整売りが強まる可能性を想定している。

地政学リスクの影響はほとんど皆無に近いと思われるが、今晩はドラギECB総裁の講演をはじめ、欧米で数多くのイベントが予定されており、警戒心は強まりやすい。

その中でもユーロ圏鉱工業生産、米国で予定されている新規失業保険申請件数の結果がマーケットを左右すると思われ、結果次第でのユーロ安にも注意しておきたい。

また、昨晩の米国株式市場では主力ハイテク株の軟調な推移が目立ち、米国では想定ほど中国などの新興国にAppleの端末が浸透しないことを警戒しているようだ。

中国株は6日続伸と構造改革期待が先行しているものの、金先物が時間外で大幅に下落しており、来週のFOMCの結果に対する警戒心が浮上していることを念頭に入れておきたい局面だ。
今晩はユーロ圏鉱工業生産、米国新規失業保険申請件数などの経済指標が発表予定
ユーロ圏では鉱工業生産が予定されているが、ここ最近のドイツ鉱工業生産や製造業受注に低迷が目立ち、ユーロ圏の指数にポジティブな数値は期待し辛い。

また、米国では新規失業保険申請件数の発表が21時半に予定されていて、改善傾向が顕著に表れているものの、あらためてQE3の動向とリンクされようものなら、市場予想より悪化が材料視されやすい。

昨日の卸売売上高も低調、明日は小売売上高やミシガン指数の発表も予定され、市場予想ほど数値が改善しないことを警戒する恐れもある。
S&P500の8日続伸に期待したいが、東京株式市場も買い疲れ機運強く、一服で仕方ないところ
地政学リスクはマーケットの波乱要因として位置付けしなくても良いところまできている。

しかしながら、中国の李首相が景気刺激策に消極的、豪州雇用統計なども悪化しており、資源国通貨の波乱も上値を抑えやすく、売られやすいタイミングにある。

ダウの銘柄入れ替えによる昨日の反動も想定しておく必要があるので、IBMやディズニー、ユナイテッドヘルスの値動きは注意して見ておきたいところだ。

上昇で終わるなら、S&P500の確り感が目立つ12日の動向となるだろう。