日経平均は、小幅安。指数としては動意薄

主力大型が低迷する中、マネーはしぶとく物色を探す動き
後場は、比較的しっかりとスタート。前場の11時前後の押し目からは切り返す流れで始まりました。しかし、勢いのあるものではなく、停滞といったほうが正しいでしょう。

指数がこのようにSQ前で大きな動意が見られない中、個別銘柄物色は昨日にもまして、横への広がりを見せました。ヒトコミュニケーションズや、翻訳センター(JASDAQ)など、一段とこまかい銘柄への注目度合いが強まりました。
ただ、一方では、東証一部では、大豊建設やディシイ、東急建設、日本冶金工業、鉄建など、建設株や土地の含みをはやす銘柄に資金が舞い戻ってきています。

けっきょくそこしか本物の標的は無いということでしょう。短期的にオリンピックを織り込み完了するまでは、多少お休みをしながら、断続的に買われる傾向というものは続いていると見て良いでしょう。

一方、主力大型には、資金調達のニュースで三菱自動車、シャープが大きく下落するなど、かなり弱い銘柄が目立ち始めているということも事実です。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(9月11日⇒9月12日)は上昇銘柄群が、89.3⇒ 89.3%。下落銘柄群が10.7⇒10.7%と変わらず。

6色帯はけっきょく7日連続で「黄(立ち上がり)」で推移。

日経平均現物・先物、ドル円ともに、相変わらず「先読み」「未来の窓」ともに、連続ブルーとなっており、トレンドとしては下落傾向。指数のほうは、あまり大きな下げ幅を想定しているわけではありませんが、ドル円は大引け直後からやや下げの勢いが強まっています。

3日足は、25日足にタッチするまで軟調トレンドを想定しているようです。

5日移動平均線をドル円が本日割って終わっていますから、この25日線に相当する98.53円が目先のドル円のサポートになってきそうです。
実は勢いを増す局面
SQと3連休ということで、どうしても足元の相場は手控え気味になっているわけですが、実は、上昇の勢いを増す局面であるというテクニカル指標もあります。

日経平均のロウソク足にボリンジャーバンドをかけますと、+2σを超えています。

一般に、2σ突破は買われすぎという解釈が多いのですが、この確率は標準偏差でも非常に少ないものです。逆に、ボリンジャー自身は、この少ない確率が示現した場合には、突破したほうに付けと述べているように、実は滅多に無い相場上昇の加速点であると考えることもできるでしょう。
週足でも、三角持合の上値抵抗線を突破
日足で、三角持合の上値抵抗線を突破したことはご存知の通りですが、週足でも同じ上値抵抗線を突破しました。
MACDは、週足ではこれからゴールデンクロスに向かっていくことになります。
SQ通過後の想定
明日のSQ通過後に関しては、一般に外人が好むフィボナッチによる試算で、5月高値15960円、6月安値12400の下落幅3560円に対する61.8%戻しの14600円、3分の2戻しの14785円が、上値の抵抗ラインになりやすいとされているようです。

このへんの水準は従来、述べてきた通りです。ただ、出来高がこのところ急増していただけに、こうした水準での上値の抵抗力は依然よりは強まっていると考えたほうがよいでしょう。

オリンピック効果の短期的な織り込みは、4月の4次元緩和発動時、5月の1ドル100円突破などの短期上昇パターンを当てはめれば、当然今回日経平均で15000円が想定されるのが自然でしょう。足元ではここに至るまでの踊り場ということになりそうです。