次は“どこまで持ち直すか”がポイント!?

何度も下値試すが、底堅く推移
※ご注意:予想期間は9月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “材料出尽くし”を背景にした前日からのドル売り・円買いは、NYタイム中盤まで後を引きました。

 流動性の乏しい早朝のオセアニアタイムで下値を拡大すると、日経平均軟調が上値を押さえ込み、事前予想を下回る豪雇用統計が追い討ちをかけました。こうして何度か下値をトライしたドル円は、東京タイム序盤に99.19円付近へと下落しました。“99.20-25円”は国内輸入筋の分厚いドル買いオーダーが展開する水準での下げ止まりは「底打ちか?」と思わせる下値の堅さを見せ、事実、上値が重いながらもジリジリと値を戻していきました。
“ふざけるな!!” ‐ 米新規失業保険申請件数はドタバタ
 …と思っていたら、NYタイム中盤に同ラインを割り込んで一気に99円割れを窺う動きへと発展しました。米新規失業保険申請件数がもたらした乱高下に巻き込まれたからです。

 まず発表された数値は、2006年4月以来の水準となる29.2万件(前週比-3.1万件)でした。このためドル買いが優勢となり、99円後半へと順調に値を戻しました。ところが「システム改良作業の影響で、申請を処理し切れなかった州が2つあった」と発表されると、「ふざけるな!!」とばかりに上昇分を早々に吐き出し、「倍返し!!」とばかりに99円割れを窺う動きへと発展させていきました。米10年債利回りが2.85%へ低下(債券価格は上昇)したことも、こうした動きを後押ししました。もっとも大台割れ手前までくると“調整されるポジションはあらかた片付いた”格好となり、100日移動平均線(昨日は99.008円)にも支えられたドル円は、99円半ばへと値を戻して昨日の取引を終えています。
“大台回復を目指す”が自然…?
 こうして“想定したよりも下(99円ライン)”まで落ちたものの、何とか“下げ止まり”を見せた格好となるドル円の次のポイントは、“どこまで持ち直すか?”となります。

 確かに昨日は99円ラインまで一時下落しましたが、100日移動平均線で下値を支えられた後の戻りは日足・一目均衡表転換線(同99.440円)をも超えてきており、テクニカル的には“8/28安値(96.815円)を起点としたトレンドライン”を“終値ベースでは割り込んではいない”格好となっています。このためドル買い・円売りトレンドは維持されていると考えるのが自然であり、100円の大台回復に向けて上値を拡大すると考えるのが自然となります。
問題は“スケジュール感”!?
 もっとも“日本が3連休・米国も来週央にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えた週末”というスケジュール感の中で、どこまで積極的な取引が行われるかは未知数です。また99円後半にはドル売りオーダーも積み上がっているとされていますので、もしかしたら“これをこなせるか?”程度の期待が本日に関しては合っているのかもしれませんが、主だった米経済指標は本日も予定されています。

 “下げ止まり”を見せた以上、“100円の大台回復”さらには“前日高値(100円半ば)突破を目指す”動きを想定したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.607(9/11高値)
上値4:100.459(9/10高値、7/24-25高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:100.231(9/11~9/12の76.4%戻し)
上値2:99.986(9/12高値、9/11~9/12の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:99.810(9/11~9/12の50%戻し)
前営業日終値:99.513
下値1:99.323(9/12安値後の38.2%押し)
下値2:99.205(9/12安値後の61.8%押し)
下値3:99.012(9/12安値、100日移動平均線、9/6~9/11の76.4%押し、ピボット1stサポート、大台)
下値4:98.767(50日移動平均線、20日移動平均線、8/28~9/11の50%押し、8/8~9/11の38.2%押し)
下値5:98.543(9/6安値、ピボット2ndサポート)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加

13:53 誤字修正