<話題の焦点>=株式分割候補、最低投資金額引き下げがカギ

 株式市場で、株式分割が関心を集めている。直近では、京セラ<6971.T>が9月30日を基準日に1株を2株とする株式分割を発表。同様にカルビー<2229.T>も9月30日を基準日に1株を4株とする株式分割の実施を明らかにした。両社とも100万円前後必要な売買金額を引き下げることが視野に入っている。

 来年1月から少額投資非課税制度(NISA)が始まることが企業の株式分割を促しているとみられている。NISA口座では毎年金100万円を限度として最長5年間、非課税となる。

 このためNISA口座の対象銘柄となるには100万円以内に抑える必要がある。NISAが契機となり、最低金額100万円超の銘柄からは株式分割による投資金額引き下げを図る企業が増えるとの見方がある。

 最低購入金額が200万円を超える銘柄は、東洋水産<2875.T>やカナモト<9678.T>など。また、キッコーマン<2801.T>やオリエンタルランド<4661.T>、キリンホールディングス<2503.T>、JR東海<9022.T>、味の素<2802.T>といった銘柄が100万円超の水準にある。

◆最低購入金額が100万円超の銘柄例

銘柄(コード)       株価    単元株数   最低購入代金

東洋水産<2875.T>     3035   1000   303.5万円
カナモト<9678.T>     2687   1000   268.7万円
キッコーマン<2801.T>   1775   1000   177.5万円
OLC<4661.T>     16530    100   165.3万円
ロート製薬<4527.T>    1431   1000   143.1万円
エア・ウォーター<4088.T> 1428   1000   142.8万円
日本ハム<2282.T>     1422   1000   142.2万円
キリンHD<2503.T>    1378   1000   137.8万円
積水ハウス<1928.T>    1318   1000   131.8万円
味の素<2802.T>      1259   1000   125.9万円
JR東海<9022.T>    12340    100   123.4万円
山パン<2212.T>      1076   1000   107.6万円

※株価は10日終値(単位:円、株)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)