<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 懸念されていた新興国の景気後退及び欧州圏の諸問題が最近になって平穏になり、世界各国の経済状況は正常になりつつある。その証拠として経済の鏡である株式市場において、BRICsの各市場が底入れサインを示し、ユーロ圏の各市場も強気サインを発している。

 米国と日本の市場は年初から上昇相場に入っていることから、今後、新興国を含めた世界全体が、新たな景気回復の時代を迎えた可能性がある。近年、世界の経済をリードしてきたのは、明らかに米国である。しかしアベノミクスの刺激政策が東京市場を復活させたことから、日本が世界の金融マーケットをリードする可能性がある。

 それは、米国だけでなく、ユーロ市場へ好影響を与え、BRICsの各市場が目覚め出した現状を、各国の株式市場の「テクニカル分析」でうかがうことが出来る。テクニカル分析は、ファンダメンタル分析より、相場の波動を先行する傾向が強く、東京市場の動向が、世界各国から注目されることになる。

 現在の日経平均は、アベノミクス上昇相場の第2ラウンドを継続中だ。第2ラウンドの目標は、5月22日の終値1万5627円から6月13日の1万2445円まで3182円まで値下がりした「倍返し」にあたる1万8809円。横浜ゴム<5101.T>とコマツ<6301.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)