<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 2020年夏季五輪の開催都市に東京が決定して以降、それまで海外要因に極めて敏感に振り回されてきた株式市場に、国内要因を重視する自主性が際立ってきた。今後は日米株式市場のデカップリングの傾向が強まりそうだ。

 東京五輪決定で、アベノミクスを強化しやすい環境が整い、7年後の目標が明確になったことで、経済政策のロードマップが鮮明になってきそうだ。ただ、物色対象となる内需関連銘柄は、日経平均株価への寄与率が少ないため、全体相場の上昇は限定的となりそうだ。

 個別銘柄では、業績好調な住友精化<4008.T>に注目。8月6日に14年3月期の通期営業利益予想を48億円から63億円(前期比50.6%増)へと増額した。これは、紙おむつなどに使用する高吸水性樹脂について、日仏で増産体制を構築したことが牽引している。一方、スタートトゥデイ<3092.T>は、オンラインストア作成サービス「STORES.jp」を運営するブラケットの全株式を取得し、完全子会社化したことを評価したい。また、材料株としてNSユナイテッド海運<9110.T>にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)