FOMCと交錯する思惑で為替は乱高下も=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

FOMCと交錯する思惑で為替は乱高下も
本日は米国の連邦公開市場委員会(FOMC)での決定内容に関心が集中するだろう。

焦点は、①量的緩和(QE)縮小の有無、②QE縮小の規模、③フォワードガイダンスの修正があるかどうかの3点になる。
①については市場の大勢が縮小がスタートされるとみており、その想定通りなら及第点。スタートされなければ急激にドル安が進む可能性がある。
QE縮小がスタートされる場合、②については現状、100~150億ドルの規模になるとの見方が多い。100億ドルを下回る規模の縮小スタートとなればドル安に、150億ドルを上回る規模となればドル高に振れるだろう。
また、③については、異例の低金利に据え置くことが正当化される条件である「失業率6.5%」を「6.0%」へ修正するのでは、との見方がある。ただ、現状では実行される可能性が高いと見る向きは少ない。実行されればこれはドル売り要因となると見られる。

これに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の記者会見から、今後のQE縮小スケジュールを読み解くことも必要となる。直近1カ月半にわたって注目を集めていたイベントであるがゆえに発表前は様子見ムードが高まりやすいが、発表後は事前に交錯した様々な思惑と結果の乖離を見てドル/円は乱高下すると見られるため、取引をするならその点を認識しつつ、ポジションの管理を行う必要があるだろう。