注目はFOMCだが、イベント前も気が抜けない…!?

FOMCを控え、小動き強いられる
※ご注意:予想期間は9月19日と表示されていますが、本日(18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 FOMC(米連邦公開市場委員会)を翌日に控えた昨日は、様子見から動きの鈍さばかりが目立ちました。

 メドと見られた20/100日移動平均線(昨日は98.98円/99.05円)付近ではやはり下値が支えられたものの、一方で米長期金利の上昇から上値を模索する場面においても、週初に空けた窓を埋めたところ(99.30円超)では急に上値が重たくなりました。注目された米消費者物価指数は事前予想をやや下回る(前月比+0.1%)結果でしたが、その後に発表された対米証券投資は強め(6ヶ月ぶりの買い越し)、NAHB住宅市場指数はほぼ予想通りとまちまちの結果になったこともあり、マーケットの反応は限定されました。こうして99円前半での小動きを強いられたドル円は、わずか40銭にも満たない変動幅での推移を強いられました。
QE縮小“9月開始”が大勢…
 こうした中で本日の注目は、何といってもFOMCにおけるQE(米量的緩和)縮小の“有無”および“減額規模”、そして“フォワードガイダンス変更の有無”ということになります。

 “有無”に関しては、米経済指標を鑑みた“先送り”との見方が少なからず存在していますが、バーナンキ議長の退任時期を考えた“9月開始”が大勢を占めています。筆者も“9月開始”と見ていますが、仮に“先送り”となればサプライズとして急激なドル売りが進行する可能性があるだけに、注意しておきたいところです。
一方で“減額規模”は見方が大きく割れている…
 一方で、850億ドル(米国債450億ドル/住宅ローン担保証券・MBS:400億ドル)の“減額規模”に関しては、“50-250億ドル”で見方が大きく割れています。現時点の多数派は“150億ドル(米国債:100億ドル/MBS:50億ドル)”もしくは“100億ドル(米国債:100億ドル/MBS:0億ドル)”となっていますので、“100億ドルを下回るとドル売り”“150億ドルを超えるとドル買い”に傾斜すると見られるところです。筆者は住宅ローン金利の上昇を鑑みた“100億ドル(米国債:100億ドル/MBS:0億ドル)”と予想していますので、大きなサプライズにはならないと考えています。それでも事前の思惑が定まっていないだけに、発表後の瞬間的な動きを経た後も、上を下へと揺れ動く可能性を警戒しています。
“フォワードガイダンス変更の有無”は、大きな材料にはならない?
 “フォワードガイダンス変更の有無”に関しては、一部で“6.5%の失業率目標が引き下げられる”との見方があります。仮に引き下げられると“ドル売りに傾斜”すると見られますが、その可能性はそれほど高くないと考えていますので、大きな材料にはならないと見ています。
イベント前の“積極的なポジション形成は手控えられる”は通用しない…?
 もう一つ。イベント前は“積極的なポジション形成は手控えられる”と考えられるのが自然です。しかし“減額規模”の見方に大きな幅があることから、今回は事前の思惑が定まっていません。このためこの思惑が揺れ動くようなことがあると、発表前であったとしても前日レンジ(99.00-37円)の突破を窺う動きが入ってこないとも限りません。“発表前も気を抜くことなく”、そして“発表後も一方通行の動き”ではなく“上を下への乱高下”まで注意しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.607(9/11高値)
上値4:99.986(9/12-13高値、大台)
上値3:99.857(9/11~9/16の61.8%戻し)
上値2:99.625(9/11~9/16の50%戻し)
上値1:99.393(9/11~9/16の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.117
下値1:99.000(大台、20/100日移動平均線、9/17安値、ピボット1stサポート)
下値2:98.643(9/16安値、50日移動平均線、8/28~9/11の50%押し)
下値3:98.543(9/6安値)
下値4:98.194(日足・一目均衡表先行スパン上限、8/28~9/11の61.8%押し、8/8~9/11の50%押し)
下値5:97.651(日足・一目均衡表先行スパン下限)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:19 ドル円 抵抗・支持ライン追加