<話題の焦点>=話して操作、スマホ時代到来で音声認識も普及へ

 音声認識技術への需要が高まっている。音声認識技術とは人が話す言語をコンピューターで解析し、その内容を文字データ化する技術のこと。認識技術は進化し、欧米では認識率は90%とされるが、日本語の場合は多数ある同音異義語の存在などが障壁となり認識率は60~80%程度とされており、その普及が遅れる一因ともなっていた。

 音声認識技術を利用した商品は、個人向けパソコン用ソフトとして以前から販売されていたほか、企業向けでは会議の議事録作成システムなどがあるが、近年注目されているのはスマートフォンやタブレット端末などモバイル端末向け。キーボードやマウスなどのないモバイル端末文字入力操作の代わりとして、音声認識技術を活用するというわけだ。

 モバイル端末のほかにも、カーナビゲーションシステムや家電製品(エアコンなど)への操作用に音声認識機能が搭載されるケースも増えつつある。機器の高機能化や複雑化に対して、高齢者にはリモコンなどよりも音声指示の方が適しているとの見方もあるようだ。さらに、機械翻訳や自動通訳など、音声認識技術をベースとした新たな展開も期待されており、注目が必要だ。

◆主な音声認識技術関連銘柄

フュトレック<2468.T> スマートフォン向けなどに音声の認識サービスを展開。NTTドコモの「しゃべってコンシェル」や音声入力メールなどに採用
テックファム<3625.T> NTTドコモの音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」のサーバー開発を担当
フライト<3753.T>   AMIの声認識技術を同社開発のiPhoneや全てのスマートフォン向けアプリケーションに搭載できるライセンスを取得
AMI<3773.T>    独自開発の音声認識ソフトを展開。携帯電話向けではauの「おはなしアシスタント」などで採用
NEC<6701.T>    コールセンター向けや議事録向けソフトやミドルウェアを開発・提供
NJK<9748.T>    音声認識技術を電話オペレーターの自動化などに応用

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)