<私の相場観>=東洋証券・ストラテジスト 大塚 竜太氏

 株式市場はFOMCの結果を見極めようとの思惑が強い。直前の予想では量的緩和の縮小により月850億ドルの債券購入規模を750億ドルへ100億ドル程度減らすとの見方が主流となっており、この線であれば米国株式市場は大方織り込んでいるとみられる。

 一方、バーナンキFRB議長の後任人事に注目が集まるなか、サマーズ元財務長官が指名を辞退したことで、ハト派のイエレンFRB副議長が有力視されることは、マーケットにプラス材料だろう。イエレン氏が次期議長となれば、緩和縮小のペースは当初見込みよりゆっくりとした流れとなる可能性があるが、それよりもフォワード・ガイダンス(見通し)が丁寧で分かりやすくなることのメリットが大きいとみている。

 日経平均は現在、1万4500円近辺が上値のフシとなっているが、FOMC通過後はアク抜け感から、この水準を上に抜ける公算も大きい。企業業績の通期が見通せる時期に入っており、増額修正の流れが株高トレンドを後押ししそうだ。業績上乗せの期待できる自動車株の押し目は買い対象として面白い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)