米FOMC=外為どっとコム総研 神田卓也

FOMCに全神経が集中
本日は、米FOMC(27:00)に市場の全神経が集中するといっても過言ではないだろう。
リーマン・ショックから5年が経過し、米国景気が回復基調を辿る中、超緩和的金融政策からの出口に向かう第一歩となる可能性が高いためだ。
したがって、FOMCまでは東京市場と同様に動意に乏しい展開が見込まれる。
QE3一部縮小は織り込み済み
FOMCについては、現行で毎月850億ドル規模の量的緩和第3弾(QE3)を100億-150億ドル程度減額する事がほぼ織り込まれており、予想の範囲内の減額であればドル/円に大きな動きはなさそうだ。
フォワードガイダンス修正は織り込みきれず要注意
ただ、QE3の減額と同時にフォワードガイダンス(金融政策の先行きについての指針)を修正する可能性も一部で取り沙汰されており、こちらは市場が織り込みきれていないため要注意だろう。
FOMCがこれまで示してきた「失業率が6.5%を上回る水準にとどまり、かつインフレ見通しが2.5%以下に収まっている限り、異例の低金利政策を維持」というフォワードガイダンスを「失業率が6.0%を・・・」などに修正して、低金利維持の長期化を強調すれば、米長期金利が低下してドル/円の下押しにつながりそうだ。
もっとも、この場合は株価が上昇すると見られ、クロス円経由の円売りがドル/円の支えとなる可能性もある。
見どころ多数のFOMC
このほかにも、FOMCメンバーによる最新の経済・金利見通し(27:00)やバーナンキFRB議長の会見(27:30)など見どころが多く、それらに逐一反応して乱高下する神経質な展開も考えられる。
いずれにしても、株価や長期金利の動向も視野に入れながら柔軟な対応が求められそうだ。