【下落】ドル売りに傾く!?  OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】97.80-99.80 【予想時刻】2013年9月18日 18:00
昨日はFOMCを控えて様子見モードが強まり動意に欠ける展開となりました。そして今週、いや、今月のメインイベントともいうべき9月のFOMCの発表を迎えました。現在の市場の注目点は①QE3を縮小するか?②縮小するとしたら規模は?対象資産は?③フォワードガイダンスの変更はあるか?④2016年の見通しは?⑤バーナンキFRB議長のコメントは?といったところでしょうか?
現在市場は縮小開始を前提に動いていると考えられます。もし、縮小が開始されなかったらパニック状態となると予想されます。激しいドル売りとなると考えられます。縮小規模は市場予想が50億-200億ドルとばらつきがあります。予想の中心は100億前後となっています。このような状態のとき100億程度では市場は満足してくれない状況となる可能性があります。ゆえに100億ドル以下の縮小ではドル売りで反応と予想します。150億ドルを超える縮小額となれば買いで反応と考えられますが現在、ジリジリと値を下げていることから苦しくなってきている買いポジション保有組が上昇したところで利益確定売りを仕掛けてくる可能性も考えられます。
フォワードガイダンスの変更についても、現在、低金利維持の条件となっている失業率6.5%を6%又はそれ以下に変更するようなことになるとドル売りの材料となる可能性が高いです。
最近の伸び悩む米経済指標、昨日発表の弱い消費者物価指数を考えるとあまりタカ派な内容となることも想定しにくいと考えます。また材料出尽くし感、次の材料として債務上限引き上げ問題が浮上していることから、今まで溜まったドル買いポジションが整理される可能性もあります。
ということで今夜の予想は下落と考えます。もちろん、発表内容次第では上昇というシナリオもあると思います。いずれにせよ発表前後、バーナンキ議長の記者会見中は乱高下が予想されますのでお取引の際には注意が必要です。
【参考データ】OANDAグループの顧客の取引状況
ポジション比率はジリジリと値を下げてきていることから含み損を抱えた買いポジションが増加してきています。下落した際、損切注文に変わり、下落スピードを速める可能性があります。オーダー状況は99.50くらいから厚めに売りオーダーが溜まってきていることから、上値を重くする可能性があります。下は98.50、98.00を中心に買いオーダーが並んでいることからその辺がサポート候補となりそうです。