<検証話題株・キーウェア> 新型「iPhone」で思惑、イベント通過で材料出尽くし感(1)

 米アップルが現地時間10日、「iPhone」の新製品2機種を発表した。株式市場では、これを先取る形で関連銘柄が物色されたが、その中でも特に急騰劇を演じた銘柄にキーウェアソリューションズ<3799.T>がある。新型「iPhone」発表後に株価は急落したが、それまでの動きを検証してみたい。

 キーウェアの株価急騰が始まったのは、8月上旬のことだった。

 急騰の背景にあったのは、新型「iPhone」に生体認証システムが搭載されるとの思惑からだった。米アップルでは2012年7月に指紋認証センサー・チップを開発するオーセンテック社を買収すると発表。これが新型「iPhone」に指紋認証を搭載するとの憶測を呼ぶ背景となった。そこに今年9月10日にイベントを開催するとの発表を受けて、指紋認証に関連した思惑が一気に高まることにつながった。

 同社は、指静脈と指紋の認証技術を組み合わせた指ハイブリッド認証応用製品など生体認証技術を手掛けており、官公庁などへの納入実績もある。このことから関連銘柄としての人気が高まった。また、同社株に先立ち、同じ生体認証システムを手掛けるディー・ディー・エス<3782.T>が急騰していたことも支援材料となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)