シャープは朝高後値を消す、増資実施も「課題山積」との見方も

 シャープ<6753.T>は朝方、値を上げて始まったものの、買い一巡後は売りが膨らみ値を消す展開となっている。前日に国内外で4億800万株を発行し、上限4200万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う公募増資と第三者割当増資を実施し、合計1700億円弱の資金調達を行うと発表した。また、同時に業績の増額修正も明らかにした。課題とされてきた公募増資の実施による財務面の改善が前向きに評価する見方が出ている。
 ただ、市場には強弱感が対立しており、ドイツ証券では18日、同社の格付けの「Sell(売り)」を継続し目標株価を210円としている。同証券では、今回の増資に伴う希薄化率は29.6%におよび、株価の割高感が強まってしまうほか、増資の発行価格は今後の株価次第なので、実際の調達資金がいくらになるかが当面の注目点と指摘。また、収益の改善の柱となる液晶事業の業況は厳しさを増していくと予想し、「希望とともに課題も山積」とみている。

シャープの株価は10時19分現在372円(▼4円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)