外為サマリー:1ドル98円20銭前後の円高、米QE縮小の見送りに意外感

 19日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=98円19~20銭近辺と前日午後5時時点に比べ89銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=132円75~79銭と同47銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、98円20銭前後の大幅な円高となっている。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、量的緩和(QE)政策の維持を決定。月額850億ドルの債券購入が継続されることとなり、米国債購入金額の100億円程度の減額を見込んでいた市場からは、「予想外の決定」(アナリスト)との見方が出た。これを受け、米長期金利が低下し、日米金利差縮小から円買い・ドル売りが膨らんだ。18日のニューヨーク市場では一時、97円70銭台への円高が進んだ。ただ、QE縮小による余剰資金の引き上げを懸念していた米株式市場は上昇。米株高が安心感を呼び、東京市場では98円台前半へ値を戻している。米金融政策の見通しに対して不透明感が強まったとの見方は多く、当面、不安定な相場が続くことが予想されている。
 ユーロは、1ユーロ=1.3522~23ドルと同 0.0171ドルのユーロ高・ドル安。ユーロは対ドルで約7カ月ぶりの水準に上昇している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)