外為サマリー:1ドル98円30銭前後の円高、米QE縮小の見送りで気迷いも

 19日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=98円30~31銭近辺と前日午後5時時点に比べ78銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=133円04~08銭と同76銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、98円前半での一進一退が続いた。午後1時過ぎに日経平均株価の上昇を受け98円47銭まで円安方向に振れる場面があったが、その後、円買いが流入し98円30銭前後に値を戻した。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、月額850億ドルの債券購入が継続されることとなり、量的緩和(QE)政策の維持が決定された。QE縮小開始が市場では予想されていただけに、今後の見通しを巡り見方は割れ、方向感に欠ける展開となった。
 市場には、「量的緩和継続は米金利低下で円高要因だが、NY株高要因でもある。株価が堅調なうちは円高が進んでも限定的」(アナリスト)との見方が出ている。量的緩和縮小に関しては「12月のFOMCが焦点」(同)ともみられているが、次の米連邦準備制度理事会(FRB)議長の選びにも関係してくるだけに、先行きは見通しにくくなったとの声が多い。
 ユーロは、1ユーロ=1.3534~35ドルと同 0.0183ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)