“強力な転換シグナル”出現! ただし本日は…?

やはり決め手は“米経済指標”-ドル買い戻し
※ご注意:予想期間は9月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “自律反発”と“リスク選好の円売り”を背景に東京タイムからジリジリと値を戻していたドル円でしたが、決め手となったのはやはり“主だった米経済指標”でした。

 米新規失業保険申請件数・景気先行指数が事前予想を上回ったのを始めに、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は2011年3月以来となる22.3へ、そして中古住宅販売件数は2007年2月以来となる548万件へと軒並み改善する好内容となりました。このため米長期金利は上昇(債券価格は下落)し、断続的にストップロスを絡めながらドル円は99.60円付近へと大きく買い戻されました。
テクニカルは“強力な転換(買い)シグナル”
 これは前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)において発生した「QE(米量的緩和)縮小の見送りショック」の急落分を補って余りある“往って来い”となっており、描かれた大きな陽線は“拍子木”と呼ばれ“ほぼ包み線(抱き線)”に近い様相を呈しています。このためテクニカル的には、“強力な転換(買い)シグナル”を発していると考えられるところです。
流れに乗じて“どこまで上値を伸ばせるか…?”
 このため本日のポイントは、この流れに乗じて“どこまで上値を伸ばすことが出来るか?”と見られるところです。

 利益確定売りにてNYダウは5日ぶりに反落しましたが、“QE縮小の見送りショック”の余波から“リスク選好の円売り”は継続しています。このため上値が重いものの底堅い動きを見せている日経平均がこのまま推移もしくは上値を試せば、さらなる上値を目指してもおかしくないと見られるからです。
しかし大台突破には材料不足?
 もっとも本日は週末ですので、一方向にどんどんと傾斜していく流れは想定しづらいところです。また米金融政策の先行きに不透明感が残る中での上伸には“+αの要因”が必要と見られますが、昨日のように主だった米経済指標の発表が本日は予定されておりません。このため“強力な転換シグナル”を発しているとはいっても、“100円の大台突破を目指すのは少々材料不足”といわざるを得ないところです。
底堅いが、上値も重い ‐ 揺れ動きに警戒を…!
 昨日の急騰によって、20/100日移動平均線がほぼ重なる99.05-10円付近での下値の堅さは“より増している”と見られることから「目指すは上方向」ということになりますが、それでも昨日のような急騰劇はちょっと考えづらいところです。本日に関しては「やや一服」と考えつつ、ポジション調整と要人発言によって揺れ動く展開に備えておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.607(9/11高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:100.222(9/5-6高値)
上値3:100.000(大台、9/12-13高値、ピボット1stレジスタンス、月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値2:99.934(9/11~9/18の76.4%戻し)
上値1:99.581(9/19高値、9/11~9/18の61.8%戻し)
前営業日終値:99.431
下値1:99.181(日足・一目均衡表転換線)
下値2:99.053(20/100日移動平均線、20週移動平均線、大台)
下値3:98.883(9/18~9/19の38.2%押し)
下値4:98.655(50日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、9/18~9/19の50%押し)
下値5:98.453(9/18~9/19の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加